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Review
No.002 for Concert
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2005.10.04 19:00 Aichi
Arts Center - Concert Hall, Nagoya |
| Nagoya
Philharmonic Orchestra - Mayuko Kamio - Ken-ichiro Kobayashi |
| KOBAKEN
Special - My Favorite No.2 - Sibelius |
| アーティスト: |
小林研一郎指揮 名古屋フィルハーモニー交響楽団 神尾真由子(Vn) |
| 演奏会場: |
愛知県芸術劇場 コンサートホール |
| プログラム前半: |
シベリウス作曲 ヴァイオリン協奏曲ニ短調 op.47 |
| プログラム後半: |
シベリウス作曲 交響曲第2番ニ長調 op.43 |
| アンコール曲: |
アメージンググレース |
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<異なる作曲家による番号順交響曲演奏>
コバケンが好きな交響曲を1番から9番まで異なる作曲家で番号順に並べて名古屋フィルと演奏して行くシリーズ。1番のマーラーに続いて、今回、2番はシベリウスなので、聴きに行きました。開演の10分前にコンサートホールに入ると、コバケンがプレトークをやっていて、途中からそのトークを聴きました。
<ヴァイオリン協奏曲の伴奏あれこれ>
シベリウスのバイオリン協奏曲の独奏はまだ19歳の神尾真由子でピンクのドレスで登場。まだ若いので線の細い演奏と思いきや、コバケンの遅いテンポに乗って集中力に満ちた堂々たる演奏を繰り広げたのには脱帽しました。中低音の鳴りっぷりがいい半面、しみじみとした情感はあまり感じませんでした。コバケンの伴奏も独奏者のサポートという感が強く、緊張感、スリリングさには欠けました。バイオリンはもとより管弦楽によって、この曲の真価が発揮されるものと私は考えています。これまで聴いた中で、2003年10月に聴いたギドン・クレーメルのバイオリンはさすがと思わせるものがありましたが、協演のサンクトペテルブルクフィルとアラン・ブリバコフという若い指揮者(急病テミルカーノフの代役)は伴奏に終始していました。一方、その2週間程前、東京のサントリーホールで聴いた若いデービッド・ギャレットをソリストとしたオスモ・バンスカ指揮ラハティ交響楽団は、オーケストラ主導で、あたかも交響曲のように雄弁かつ繊細に演奏し、大感激した覚えがあります。
<名古屋フィルとコバケンの世界>
交響曲第2番は、チェコフィルとのCDの演奏と同じく、第1楽章の出だしから遅く、じっくりとしたテンポで進みました。ダブルベースが8本で、バイオリン協奏曲の時より2本増やしましたが、感心したのは、「これ名フィル?」というような中低音に厚みのある音を出していたことです。第2楽章も総体的に遅いテンポでじっくり聴かせました。トランペットのソロはしみじみと鳴り、第3〜4楽章の雄大な表現は聴きものでした。(ただ、時々思わぬところで休止が入るのには 違和感を感じましたが‥)総体的には充実した見事な演奏だったと思います。しかし、これまで聴いたミッコ・フランク、オスモ・バンスカといった個性と感性溢れる演奏と比べると、心に訴えかける点ではいまひとつでした。もっともコバケン節によるシベリウスの2番を聴かされたという感じではありましたが‥。鳴り止まぬ拍手にコバケンさんは「名フィルと演奏し、これほど感動したシベリウスの演奏はなかった」と自画自賛されておられました。途中から聴いたプレトークで「高いお金を払って来ていただくのですから感動していただく演奏をしたい」とのコバケンさんの言葉には嘘はなかったと思います。
<アンコールもコバケン流>
アンコールはプレトークでコバケンさんがピアノを弾くとの予告があり、何を演奏するのか全く見当がつきませんでした。すると、シベリウスプログラムとは何も関係ない「アメージング・グレース」をピアノとオーケストラ用に編曲したものがアンコールで演奏されました。コバケンさんの達者なピアノとオーケストラが奏でるアメリカの曲に聴き入りました。コバケンさんは、アメリカの歌がお好きなようで、小曲集のコンサートの後は、決まって「ダニーボーイ」をアンコールに演奏していました。そんな訳でシベリウスばかりのプログラムの後に、何でアメリカの編曲ものなのか?と疑問視しないことにしましょう。この演奏会はシベリウスを聴くのではなく、コバケンさんの演奏を聴く「コバケンスペシャル」なのですから‥。 |
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