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Review
No.007 for Concert
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2005.04.08 18:45 Aichi
Arts Center - Concert Hall, Nagoya |
| Orchestre
de Paris - Michel Plasson |
| 28th Nagoya
International Music Festival - Opening Concert |
| アーティスト: |
ミシェル・プラッソン指揮 パリ管弦楽団 |
| 演奏会場: |
愛知県芸術劇場
コンサートホール |
| プログラム前半: |
ドビュッシー作曲 牧神の午後への前奏曲 ショーソン作曲 交響曲変ロ長調 |
| プログラム後半: |
ドビュッシー作曲 交響詩「海」 ラヴェル作曲 ボレロ |
| アンコール曲: |
ビゼー作曲 「アルルの女」第1組曲〜アダージェット|歌劇「カルメン」〜第1幕への前奏曲 |
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<異常な音にみまわれた演奏会>
パリ管+プラッソンのオールフランス名曲プログラム!ということで楽しみにして出掛けました。本番前に、パイプオルガン前だけ明るくなり、ブラスが鳴り響きました。第28回名古屋国際音楽祭の開幕で、デュッカの「ペリ」からファンファーレがパリ管のブラスメンバーにより披露されたという訳です。後からアナウンスがありましたが、何となく唐突な感じがしました。さて最初の「牧神の午後への前奏曲」は柔らかな木管の音色が心地良いものでした。次のショーソンの交響曲変ロ長調をナマで聴くのは初めてで、C Dは持っていてもあまり聴くことはなかったように思います。今年がショーソン生誕150年にあたり、ジャン・フルネとともにこの曲を得意とするプラッソンが指揮するというので期待は大きかったのですが、その良さを味わうまでには至りませんでした。その原因は、演奏中ずっと続いていた異常な音でした。座席は3階席だったのですが、演奏中、カタカタという雑音が後ろの方から聞こえ、気になって仕方ありませんでした。休憩中、ある男性が主催者に「変な音がダクトから聞こえて来る」と文句を言っていました。休憩後、オーケストラのメンバーが出揃い、指揮者が出て来るのを待っていると、主催者の音楽部長が舞台に出て来て、「3階席におられる方よりダクトから異常音がするとのことで、施設担当者と原因を究明していますが・・時間がかかり・・オーケストラと指揮者は、この演奏会の後、大阪に行かなくてはなりません。そのため、空調を切って演奏してもらいます。」と異例のアナウンス。不可抗力とはいえ、愛知県芸術劇場の施設管理者に高い入場料の一部でも返せ!と言いたい気持ちでした。こういうケースの場合、被害を被った聴衆は泣き寝入りするしかないのでしょうか?・・・・・
<変わってしまった‥パリ管の音>
そんな雑然とした状況の中で、ドビュッシーの「海」が演奏され、最初のうちはまだ異音が出ていましたが、そのうちになくなり、やっと音楽に集中できるようになりました。パリ管の音は、創設時のミュンシュや・・それを継いだカラヤンとの録音などから>華麗<というイメージがありました。その後を継いだ指揮者(バレンボイム、ビシュコフ、エッシェンバッハ等)によりパリ管の音が変わってしまったのかどうかわかりませんが、そんな華やかなイメージとは違って落ち着いた響きで聴こえてきました。金管は柔らかな響きで、木管、弦とブレンドし、決して突出することはありません。弦はやや乾き気味ですが、きれいに揃っていました。静かなところは絶品で、じっくりと音楽に浸ることができました。「ボレロ」ではソロが華々しい名人芸を披露するというよりはきめ細かさを感じ、徐々に楽器が加わり盛り上がって終わりました。70歳を超え柔和に思われるプラッソンの指揮ぶりは意外にもエネルギッシュで、指揮台の上で少し跳ぶこともありました。アンコールは、「アルルの女」第1組曲からのアダージェットで、静かで細やかな味わいに満ちた演奏、2曲目は歌劇「カルメン」第1幕前奏曲で颯爽と演奏会を閉めました。異音騒動があり、少し落ち着かない演奏会となったのは残念でしたが、もっともフランス的な指揮者プラッソンに率いられたパリ管は華麗さこそ影を潜めたものの、木管金管群の洗練された柔和な響きはこのオーケストラならではのものでした。(2005.12.25
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