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Review
No.008 for CD
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Mariss
Jansons - conducting Johannes Brahms |
| Koninklijk
Concertgebouworkest Royal Concertgebouw Orchestra |
| Oslo
Filharmoniske Orkester Oslo Philharmonic
Orchestra |
RCO-LIVE RCO
005002 Live at Concertgebouw 2004.10|SIMAX Classics PSC-1204/6 Live
at Oslo Concert Hall 1999.1・4・10
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<進化するマリス・ヤンソンスの演奏>
マリス・ヤンソンスの実演を初めて聴いたのは、もうかれこれ20年近く昔のことになります。ムラヴィンスキーの来日が地区共産党により認められなかった1986年、急遽代わって当時のレニングラードフィル来日公演をすべて振ったのがマリスでした。私が初めてナマのオーケストラを聴いた時の指揮者がマリスの父、アルヴィド・ヤンソンスで、1970年のこの時もムラヴィンスキーの代役でした。1986年、マリスは当初予定された曲目どおりショスコーヴィッチ交響曲第6番とチャイコフスキー交響曲第5番を振りましたが、ムラヴィンスキーを聴きに大阪のザ・シンフォニーホールまで足を運んだのに‥と落胆した私には、端正な演奏だったことしか覚えがありません。この後、マリスはレニングラード・フィル(サンクトペテルブルク・フィル)に留まることなく、オスロ・フィルを率いて約20年にわたりCD録音、海外演奏と活発な活動を続けました。このコンビで3度来日し、私も1996年に愛知芸術劇場コンサートホールでその演奏を聴きました。ベートーヴェン交響曲第3番「英雄」、アンスネスとのショスタコーヴィッチのピアノ協奏曲第1番の後、演奏されたレスピーギの「ローマの松」が凄い音響で鳴り響いたのが印象的でした。その後、ピッツバーグ響を経て、現在ではロ イヤルコンセルトヘボウ管弦楽団とバイエルン放送交響楽団の2つのヨーロッパの名門オーケストラを率いるに至っています。
<ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との実演とライブCDに感動>
2004年11月14日、ロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団との名古屋での演奏会は彼の円熟を感じさせる見事なものでした。その時に演奏されたのがブラームスの交響曲第2番で、これまで聴いてきた同曲の実演のうち、クライバー+バイエルン国立管弦楽団に匹敵するほどの感銘を受けました。その来日前のアムステルダムコンセルトヘボウでの演奏会をライブ録音したCDにこのブラームスの第2交響曲が含まれていて、あの時の興奮が再現されました。緻密でいて力強く、情感豊かで‥と十二分にこの曲の素晴らしさを味あわせてくれます。コンセルトヘボウ管の演奏の素晴らしさは言わずもがなです。そして、このCDでカップリングされているベートーヴェンの交響曲第2番が凄いのです。第1楽章からぐいぐい進む力強さ、緩徐楽章での優美で均整のとれた歌いまわし、そして最終楽章での力強く流れるようなフォルム。ベートーヴェンの交響曲の中ではマイナーともいえるこの曲を、これほどエキサイトして聴かせてくれたのはマリスが初めてでした。 
<マリスとオスロ・フィルの集大成ブラームス交響曲全曲>
オスロ・フィルと1999年に録音されたブラームス交響曲全曲演奏のライブCDを手に入れ、このコンビが紡ぎ出す真摯で温かい音楽に惹かれました。オスロ・フィルはネームヴァリューからは単なる北欧の地方オケと思われがちですが、このブラームスの交響曲全集はその先入観を根底から覆すものと言えるでしょう。スーパーオーケストラでは味わうことのできない柔らかくみずみずしい響きの弦楽器、暖かい音色の木管楽器、特にオーボエの奥ゆかしさが好ましく感じられます。第1交響曲の緩徐楽章ではピチカートの響きが何ともいえず、第4交響曲の演奏も魅力に溢れていて、ブラームスを構えることなく自然に聴くことができます。マリスの指揮は斬新さや過度の強調はないのですが、といって生ぬるい演奏ではなく、第1交響曲第1楽章ではティンパニーにバシッと決めさせています。4曲すべてについてこうした充実した内容の演奏に出会うことは稀です。残念ながらこのコンビによる演奏は聴けなくなりましたが、このブラームス交響曲全曲の演奏は長い期間をかけてともに築きあげてきたこのコンビの集大成とも言える素晴らしいものです。そしてさらに進化してきたマリスは、ついに2006年、ウィーン・フィルのニューイヤーコンサートに登場! (2005.12.31
UP) |
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ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 |
オスロ・フィルハーモニー管弦楽団 |
SIMAX
Classics |